AUD その1- Reporting(GAAP problem)

昨夜、やっとAUDの過去問(MC)が終了しました。間違いノートを書きながらなので、1周めはかなり時間がかかりました。勉強をしない日(4日間)も含めると15日かかってしましました。

MCをやってみて、テキストなどで復習しなければならないところをやりました。意外にシンプルな問題が多いのに、論点を整理していないがために、間違えてしまうなんてことになってしまうので。

今日は、監査のReportingをまとめてみます。

以前ブログの中で大まかな考え方を説明しましたが、今度は、その中の詳細についてまとめてみます。
以前のページは、こちら 

監査意見は、GAAPに問題がある場合と、GAASに問題がある場合に分かれますが、GAAPに問題がある場合の意見は、Modified unqualified opinion (適正意見+追記情報)、Qualified except for opinion (限定付き適正意見)、Adverse opinion (不適正意見)に分かれます。

Modified unqualified opinion (適正意見+追記情報)
これは、GAAPから逸脱している事項はあるが、その処理方法などが、当該Clientの事業内容を適正に表示していると認められた(Justified または concurred)場合、Auditorは、Additional paragraph (追記情報)にその旨を記載し、適正意見を述べるもの。 ここでのキーワードは Justified または Concurred で、これらの言葉によって、事業内容を適切に表示しているのか、そうでないのかがわかります。

Qualified except for opinion (限定付き適正意見)
これは、Material な影響を与えると考えられるもののFS全体にとっては重大な影響を与えないものの存在がある場合、または、GAAPから逸脱している事項がそれを適用することによってもClientの事業内容を適正に表示するとは認められない(unjustified)がFS全体には重大な影響を与えない場合に述べられる意見。例として、inadequate disclosure (十分な開示がされていない)、GAAP violation があります。

Adverse opinion (不適正意見)
これは、FS全体にとっても重大な影響を与える事項が存在する場合に述べられます。
例として、inadequate disclosure (十分な開示がされていない)、GAAP violation があります。 

以前にも説明しましたが、GAAP problem の場合には、監査証拠を入手して、監査を実施している限り、Disclaimer (意見不表明)にはなる余地はありません。

これだけ覚えておくかおかないかでかなり正解率が変わります。これがGAAP problem の基本です。

何度もいいますが、やはり、監査は英語力が重要だと思います。何を聞かれているのかわからないこともあるので、過去問を繰り返し、テキストで確認することを繰り返すことが効果的だと思います。

日本語でまずは理解、という方には、以下の本がお勧めです。

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過去問を解きましょう!



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