日本のキャッシュレスは浸透する?

もうずいぶん前からキャッシュを使わなくなり、今は消費の95%ぐらいはキャッシュレスの生活です。コンビニや交通機関、ネットショップを初め、スーパー、デパート、自動販売機と身の回りのありとあらゆる消費はID、クレジットカードなどで済むようになり、現金を引出したり、小銭を持つストレスから解放されるとともに、すっかり現金を持たないことが当たり前になりました。

それでも周りを見れば、1桁の金額まできっちり出そうとお財布を広げて支払いをする人は減らず、何と、日本では48%ぐらいの比率で現金を使う人がいるのだそうです。

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キャッシュレスの生活をしていて感じたのは、自分は支払いをささっと済ませることができるのに、自分の前後に並んだ人が現金払いだと、キャッシュレスで早く済ませるという効果がないこと。前の人がもたもた、自分はさっさと済ませ、また次の人がもたもた。。。という感じ。国民の全員がキャッシュレスにならないことには、その効果を享受することができないのですよね、支払いの速さという意味では。

国をあげてキャッシュレスに取り組むらしいですが、その目的はコスト削減とのこと。お店の人件費やキャッシュを数える、運ぶ、保管する手間、そして盗難のリスクとそれに伴うセキュリティがなければ相当のコストダウンが実現できるから。

よく「キャッシュじゃないとお金を使いすぎる」という人がいるけど、もうそろそろそうゆう感覚も昔の話じゃないかなと思う。私は逆で、いくら必要になるかわからないのなら、クレジットカードなどの方がよっぽど便利だし、そもそも、私たちは相当特別なことがない限り、毎日同じような生活をして、食事だって食べられる量はだいたいは決まっているし、毎月使う金額なんてほぼ変わらないんじゃないかな。

そうだとしたら、クレジットカードなどで支払っても同じだし、むしろ、心配だから現金を多めに持っているということが必要なくなり、必要なときに必要なだけ支払えばよくなるのだ。そう、on demand なのだ。よっぽどスマートだと感じますが。

それからビックリしたのは、「現金じゃないと騙されているみたいで怖い」という人がいたこと。いつの時代の人ですか?と思わず聞いてしまった。ITをとことん信じてないということと、話は逸れるけど、そうゆう人は投資もしないんだよね、騙されそうで怖いから。だからいつまで経っても貯金は1+1=2の世界で、1+1=5にならないのだ。

お財布の中のお金のことや、お釣りや、預金を下ろすとか、小銭を数えるとか。。。細かいことを全部なくして、その分、もっと重要なことに労力を注ぐことが可能になったのに意地でも現金なんだよね。

あと、クレジットカードを発行する側もおかしいと感じたこと。某コンビニで発行している緑色のクレジットカードは、IDとしても使えてとても使い勝手がよいのは嬉しいけど、支払いにわざわざコンビニへ、しかも現金で支払わなければならないという、矛盾したもの。それでも銀行引き落としはやっているだろうと思い、聞いてみたのだけど、銀行引き落としの場合は、なんと、リボ払いしか受け付けてもらえない!!!もうびっくりしました。だから、お店にわざわざ行って支払うのだけど、そのついでに何か買ってもらえればということらしい。今どき、こんなのおかしいですよ。しかも、口座引き落としにしたらリボ払いでバカみたいに高い利子を払うということ!こちらのクレジットカードは解約することに決定!クレジットカードを持っている意味が全く分かりませんから。

こんな感じで日本ではまったくちぐはぐなことをやっていて、いつになったらキャッシュレスが根付くのか、全く期待できないですね。まぁ、日本人の性格からすれば、現金で支払いをする人が正しいと考える人も少なくはないような気がします。

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