「日本人はマジメ」が故に取り残されていると感じたこと

ブログを一年半ぶりぐらいに復活し、全く一から始める気でいたのですが、当時、コメントをくださった方からコメントをいただき本当にありがたく感じています。

今日も狂ったような暑さで、しかも、オフィスビルの冷房が限界(?)のようで、更に休み明けの寝不足で気を失いそうでした。気温だけを考えれば、もっと上をいく国もあるのものの、日本は湿度が高いせいで不快感度が何倍にもなるんでしょうね。外にでて5分もしないうちに顔から汗が噴き出るような、まともな洋服は着られませんね。

そんなんで、毎日のように熱中症患者が続出、で、やはり「日本人はマジメ」ということで、どんなに暑くても我慢してしまう国民なんでしょうね。

そこのところは捉え方だと思いますが、以前知り合った外国人と、日本人が定時を過ぎても帰らないという話になって、そしたらその人、「日本人はマジメなんかじゃない、変わりたくないだけ」とおっしゃっておりました。

確かにね、変わるのが面倒だし、毎日同じように淡々と仕事をしていれば、決まった日に決まった額のお給料がもらえて平和な毎日なわけで、頑張って前進するために変わるんじゃなくて、毎日満員電車に乗って、決まった時間に会社に行って、決まった時間にランチを食べて、上司がいるから帰れなくて、やっと帰ると思いきや、お酒を飲んで、言いたいこと言って、スッキリした気になって、やっと帰宅するという、そんな時間を過ごしている気がします。「嫌われる勇気」嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え [単行本(ソフトカバー)]じゃないけど、「仕事だから仕方ない」というのは嘘で、変わりたくないから満員電車に乗るんだし、決まった時間に会社に行って、上司がいるから早く帰れないのだし、帰りに飲み屋に寄ってしまうという理解ですね、私は。だって変わりたいのなら、そんな意味のない時間を過ごしませんよね?変わりたくないからそうゆう時間の過ごし方なんですよね???

更に、「マジメな日本人」による弊害は、ITの遅れにまで及んでいると思うのです。

ITって、怠惰な人がとっても上手に便利な機能を使いこなしますよね。それは、面倒なことは機械にやらせて自分は他のことにとりかかるという、生産的な考え方だと捉えます。他方で、「マジメな日本人」は、素晴らしいシステムを導入しても、手作業で一つ一つ確認しながら、やった方が良い、または、作業をしている(振り)方が周りからも働いていると思われるし、何より達成感があるってわけで、ここでも「マジメな日本人、イコール、変わりたくない日本人」がいるわけです。

結果、どんなに優良なシステムを導入しても、考え方がまったくついていかず、手作業を間に入れることで、達成感が得られるのです。

ということで、日本のITが遅れている理由はこのような人間の心理に大きく依存しているんだと思います。誠実さという意味での「マジメさ」は変える必要はないけれど、そろそろもう少しある意味ズボラになって変わっていく世の中になったらいいなと思います。




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