スイスのベーシックインカム〜もうすぐ実現!?

今年の初めに話題になったスイスのベーシックインカム。いよいよ来月に国民投票が行われる。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/murohashiyuki/20160201-00054007/
財源確保や収入による差別をするかどうか、また、労働意欲の低下など、問題はいくつか挙げられているけど個人的には賛成。
そもそも、ベーシックインカムの導入の目的は、「国民全員が人間的な生活を送ること」を可能にするため。なので、これが実現すれば、多くの人が「生活のためにまずは働かなければならない」というストレスを一旦忘れて、「自分」を見つめ直す時間が増えると思う。
考えてみれば、「人間生活があって、ちょっとお金が足りないから補給する意味で働く」ことが、いつの間にか逆転して、働くことがいちばんみたいな世の中。それを修正しようとしているとも考えられる。
羨ましすぎていろんな思いを巡らせてしまった(^.^)
もしも実現したら一人一人が時間的、精神的に余裕を持ってやりたいことに専念できる。うまくいけば自分の本当に好きな分野でお仕事ができるようになれるわけ。
「自分の好きな分野でお仕事ができる」なんて言うと、「そんなに甘くない」とか「それができたら苦労しない」とか、もっと言うと、「みんな嫌な仕事で我慢して頑張ってるんだ」なんて批判されそうだけど、よく考えてみたい。
そもそも、好きでもないことを仕事にして嫌々我慢してることを「頑張る」と言える?私だったら「お疲れ〜」と思うだけw それに、そんなふうに働いた結果、良い仕事はできないのは当たり前で、本人にとってもストレス以外の何も残らない。会社にとっても本人にとっても良い結果にはならない。そんなストレスを抱えた人の存在は周りにも迷惑なんじゃないかな。
だけど、「好き」を仕事にしたら何より楽しいし、もっともっと良い仕事をしたい、いや、意識しなくてもそうなるんだと思う。
もちろん「好き」を仕事にするということは、そんなに簡単ではなくてある程度の時間が必要だったり、モノによっては資格や免許も必要。でも、好きなら何だってできるし(少なくとも気力はある)問題があっても前向きに解決していく気力も持てる。
結果、好循環が生まれて、財源確保や労働意欲の問題は後からかもしれないけど解決できるように思う。
もちろん中には、働く意欲をなくして遊び呆ける人も出てくるかもしれないけど、たかが30万円、遊びにも限度が見え見え。それに遊んでいたとしても、いつかは飽きるよね。
今のところの調査では賛成25%反対75%らしい。スイスでこの数字だから、日本でやったら賛成はもっと低いのだろうな〜、でもこんな国民投票が実現できること自体がすでに羨ましいです。

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