BEC Cost Accounting 「Variance Analysis」についての解説をしてみた の巻

今日はBECのCost Accounting の問題を解いていたのですが、以前BECの勉強を始めた時に、管理会計の知識を引き出してやってみたものの、またすっかり忘れてしまい、再度思い出すという作業をしたところです。

そのときの記事はこちら。そして今度こそ忘れないように、いくつかの差異を計算する問題の解説を今日はしてみようと思います 以下、BISKの過去問です。

Based on the following information pertaining to Rand Company:

Units actually produced 76,000
Actual direct labor hours worked 160,000
Actual variable overhead incurred $500,000
Actual fixed overhead incurred 384,000

Based on monthly normal volume of 100,000 units (200,000 direct labor hours), Rand’s standard cost system contains the following overhead costs:

Variable $6 per unit
Fixed $4 per unit

ここでは以下の3つについて問われています。

1.Variable overhead spending variance
2.Fixed overhead volume variance
3.Fixed overhead budget variance

以前のようにシュラッター図を描いてみました。

Photo Sep 20, 7 26 55 PM

まずは、シュラッター図に問題文から各箇所の数字を埋めていき、その上で回答を求めます。三角形の一片の長さをもとめるため、どこかの資料が抜けていても簡単に埋めることができます。

1の解答は、Budgetの単価と実際にかかった時間で算定された金額と実際にかかった労務費(500,000)の差額、20,000 unfavorable となります。

2は、固定費部分の三角形の一辺を求めることによってその回答になります。ここの部分はfixed volume variance で、(152,000 – 200,000) x @2 = 96,000 unfavorable になります。

最後、3は、Fixed overhead Budget variance、Budgetの400,000と実際の384,000の差額が回答となり16,000 favorable となります。

このシュラッター図、使い出すと便利で、どうしても差異の計算の問題では描いてしまいます。よかったらお試しください~
 




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